昔の恋を忘れる事が出来ない男たちへ

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いいかい?
男にはたった一つの恋愛で

それから先の人生の”全て”が変わってしまうなんて馬鹿げた事が本当にあるんだ。

男の人生は未練や後悔の連続さ。

僕にも昔ずっと好きだった子がいて、
その子との将来をいつも想像してた。

結果的にそれは実現は出来なかった。
色んな事が重なってしまってね、
結局うまくいかなかったんだ。

それは解ってるんだけど、
それから何年も経った今でも、
ふとした時にその子の事を思い出してしまう時があるんだ。

あの時ああしてればなとか
あの時こうしてればなとか、

もう現実をねじ曲げる事なんて出来ないのに、

それでもたまに後悔をして、全てが嫌になってしまう。

僕はそれを今まで男の持つ”呪い”のように思ってた。
そしてその”呪い”を”醜さ”だと思い、
誰にも言わずに、心のどこかに隠すべきものだと思ってた。

前に進まなくちゃいけないとか、
早く忘れてしまおうなんて自分に言い聞かせてね。

だけど、そんな単純な事ではないんだよね。
俺たち男ってさ。

忘れてしまおうと思えば思うほど
忘れる事なんて出来ないし、
前に進まなくちゃいけないと解ってても、
振り返ってしまうものなんだ。

男はそういった”呪い”と一生付き合っていかなくちゃいけないんだって
ずっとそう思ってた。

だけどね、

そうじゃないんだ。多分。

それは決して”呪い”のようなものではないんだと思うんだ。

男のそういった思いはむしろ男の才能であり
誇りだと思うんだ。

それだけ引きずる事が出来るのは、
本当に誠実に一途に好きだったからなんだ。

その男の思いはどんなものよりも熱くて、どんなものよりも屈強で、どんなもよりも純粋なんだ。

だから
それだけ簡単に忘れる事も出来ないし、
それだけ深く苦しむ事になる。

だけど、それでいいんだ。

男はそういう生き物なんだ。

だからその”呪い”の苦しみを男の誠実さや、
深さだと捉えて欲しいんだ。

この世界で一番愚直で屈強で誠実な想いがその”呪い”の正体なんだ。

だからその想いをむしろ俺たちは誇るべきなんだ。

たった一つの恋愛を
いつまでもいつまでも引きずってしまうのは、
とても辛い事だけど、

それだけ純粋に深く一つのものを
愛せるのというのは
本当にカッコいい事だよ。

だから昔好きだった子を引きずり続けてるヤツや、
昔の大切なものを忘れる事が出来ないヤツは、
それは、むしろ誇るべきものなんだって
思って欲しいんだ。

少し苦しいかも知れないけどね。

そういった深さで
何かを愛する事が出来るのは
本当にカッコいい俺たち男だけなんだから。

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