アーティストを志す人たちへ pt,2

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またこの前の続きを書こうと思う。

これからのアーティスト達に必要な事を僕が観てきたモノや感じて来たものの全て!!

合わせて前回の記事を一緒に読んでくれると、より僕の思う、今のアーティスト達に必要なものがわかってくると思う。

アーティストを志す人たちへpt,1

自分の音楽や作品の狙いを明確にする事までは書いたと思う。

その先は一体何をすれば良いのか?という話だったと思う。

とにかく自分の曲や、作品を誰に向けて発信しているのかを明確にしたら、次はアーティスト自身がどこに向けて何を発信しているのかを、みんなに認知させる必要があると思うんだ。

SNSの時代は、誰もが簡単にステージを作る事ができるって言う話は前にした通りで、

そして乱立したステージのせいで、色んな作品が埋もれてしまうという事態が起き、

そしてその中で見つけてもらうためにネット上で呼びかけをして、その人に見つけてもらうという話もしたと思う。

だけど、本当に大切なのはその先なんだ。つまりそのアーティスト自身がどんな作品を発信しているのかを解る様な状態にしなくちゃいけないんだ。

それは例えるなら、テレビのチャンネルと同じ様な話なんだ。

今までのテレビには12チャンネルしかなかったから、今までは適当にチャンネルを回して、その12個のチャンネルから自分の好きな番組を見つけてたんだと思う。

だけど、今はそのチャンネル数が無数にある。

クオリティが高いのも低いのも全部含めて、無数のチャンネルが存在しているんだ。

適当にチャンネルを回しても、自分の好きな番組に中々遭遇出来なくなってしまったんだ。

それなら視聴者は自分の好きな番組を見つけるためにチャンネルガイドや番組表が必要になると思う。

視聴者はチャンネルガイドの情報を元にして、このチャンネルは動物のチャンネルなのか、と把握して、動物が好きだから観てみようと思い、テレビをそのチャンネルに合わせて、やっと好きな番組を発見する。

無数にチャンネルがある場合はそうしないと自分の好きな番組を見つける事が出来なくなってしまうんだ。

たしかに、たまたま適当にチャンネルを回していたら自分の観たい番組にぶつかることもあると思う。だけど、無数にチャンネルがあるおかげで、その確率もかなり低いものになってしまっている。

では自分のチャンネルを視聴者に届けたい場合はどうすれば良いのだろうか?

先程の話の流れだと、まずチャンネルガイドにこのチャンネルは、こんな番組を放映しています。と説明されないといけない。

だけど、今の問題はそこにもあって、チャンネルガイドを製作する側も、今は全てのチャンネルを把握しきれていないんだ。だから一瞬だけ、そのチャンネルを見て、何を放映しているチャンネルなのかを一瞬で判断する。

その一瞬、自分のチャンネルで放映しているのが料理番組だとしたら、恐らくチャンネルガイドはこのチャンネルは料理の番組を放映しているチャンネルなのか!と判断して、そのままの情報をチャンネルガイドに掲載する。

そして、そのチャンネルガイドの情報を元に、視聴者は料理番組を放映しているチャンネルなのか!と理解し、興味があるから見てみようかな?と思う。

だけど、自分のチャンネルは、料理番組を放映した後に、次は動物の番組を放映していたとしたら、どうなるだろうか?

そうなると料理番組を観るためにチャンネルを合わせた視聴者は、料理番組が観たかったのに、全然やってないじゃん!となり、また料理番組をチャンネルガイドを使って探す事になる。

チャンネルは無数にあるため、視聴者がチャンネルガイドで調べ、料理番組を見つける事は簡単に出来ると思う。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、チャンネルガイドに掲載される情報と、自分のチャンネルが放映している情報が一致しないと視聴者に自分の番組を見つけてもらう事は難しいんだ。

でも、先程も話した通り、今はチャンネルガイドを製作する側も、チャンネルを把握しきれないので、一瞬しか君のチャンネルを見ない、

そしてその一瞬の少ない情報で、チャンネルガイドに掲載されてしまう。

つまりその一瞬でも、自分のチャンネルが何を放映しているチャンネルなのかが明確に伝わるようにしないといけないんだ。

一昔前のテレビは少ない枠の中でチャンネル争いをしていたから、色んな番組を広く放映して、人気を奪い合っていた。

今は無数にチャンネルが出来たため、昔と逆に、狭く番組を放映して、すぐに料理と言ったらこのチャンネル!となる方が人気になれるんだ!

これはアーティストの世界でも同じことだと思う。

アーティストの場合も、発信する場所が無数に増えたおかげで、アーティストガイドみたいなものが、次々とアーティストを流して見ていき、一瞬だけ、そのアーティストを見て、どんなアーティストなのかを把握しようとする。

その一瞬で、アーティスト側は、どんなアーティストで、どんな歌を作っているのか解るようにしなくちゃいけないんだ。

そしてやっとアーティストガイドの情報とアーティストが発信している情報が一致して、アーティストガイドを見た人がこのアーティストはこんな事を発信しているのか!面白そうだな!見てみようかな!と思うんだ。

だから色んな歌を幅広く展開していくよりも、何々と言ったらこのアーティスト!という狭さを持っている方がこれからは見つかりやすいんだ。

これはビジネスの世界では「ブランディング」と呼ばれているが、アーティストの世界でも、これからはこの考え方がかなり必要になってくる。

 

と僕は思っている。

 

 

今までの音楽シーンは中央集権型で、大きな事務所やレーベルが大きなステージや力を持っていた。

だけど、これからは誰もが簡単にステージを作れる時代になり、そして、そのおかげでこれまでの中央集権が崩壊して、地方分権に時代が移り変わろうとしているんだ。

万人受けする作品よりも、もっと局地的な作品にスポットライトが当たる時代だ。

今は人と違う事こそが最大の武器になる!

 

だから、今を生きようとしている全てのアーティストの諸君!!

今は革命前夜だと思う、これから今までの体制の全てが崩れ去り、新たな体制が産まれようとしている。

今はまだ、変換途中の嵐の中にいて、少し荒れていて、混乱する事も多いと思う。

 

だけど、その中でも、自分の武器やメッセージを磨き続け、

高らかにこの混沌とした時代に声を荒げ、発言し続けよう!そして挑戦しよう!

この先時代は必ず大きく変わる!!!

その時に生き残れる真のアーティストになろう!

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