僕は捻くれ者
僕は捻くれ者なのか、ずっとニコニコしている人が嫌いだ。
ずっとニコニコしていて、この世界の全てのものを許そうとしている人。
特に、最近はSNSでよく見てしまうからSNS自体があんまり好きではない。
アーティストなんて特にそうだ、
みんなほとんど最近のアーティストは、いつも元気でいつも笑顔で、なんか決まりの良い言葉ばかりを使う
僕は、それを見ていつもただの綺麗事だと思ってしまう。
今の世界、アーティストは偽善者に近い存在になってきた。
毎日、ネットに投稿される内容は、クリーンで気取ったモノばかり。
今日も素敵な1日に感謝とか、今日も充実した1日だった。とか、
僕はそんな投稿を見て、なんか作られた偽善的なモノを見ている気がしてくる。
自然のクリーンさじゃないもの。
僕はきっと捻くれ者だから、あんまり整いすぎているものを見ると破壊したくなるタチなんだ。
世界は少し歪んでいて、そんなにクリーンなモノなんて溢れていない。
アーティストだって、常に世界を恨んでいて、それを力に変えて世界に挑戦している。
いつもニコニコしている人間、
みんなと満遍なく仲良くしようとしている人間が気持ち悪くてしょうがない。
僕はとびっきりの捻くれ者だと思う。
モノごとをストレートに受け止めるのが苦手だ。
だから、イラつくモノもあるし、嫌いなモノもある。
昔から僕はエミネムが好きだったけど、
エミネムはそんな捻くれ者の僕のヒーローだった。
エミネムは授賞式とかにも常に不機嫌そうに参加して、授賞した時もふざけた感じで登場して、
その場を凍りつかせて、退場してしまう。
そんな人間こそがアーティストだと僕は思っていた。
みんなにニコニコして、自分の心も偽る人は僕はどうしても気持ち悪いと思ってしまう。
多分僕はかなりの捻くれ者なんだと思うんだ。