富士山に登ったことpt,1
去年、いろいろなことを経験した。
その中でも特に楽しかったのは、富士山に登ったことだ
人生で一度は登ってみたいと思っていたので
去年はたまたまコロナで1年ぶりに富士山が開山していたこともあり、
これは何かのタイミングだと思い、登ることにした。
何度も富士山に登ったことのある友達を誘い、
思い立ったらすぐに行動して
登山靴や、服などを全て一週間ほどで用意しすぐに登りに行った。
思い立ったのが八月の中旬くらい、登りに行ったのが九月の頭くらいだ。
“鉄は熱いうちに打て”とか”思いたったが吉日”だとか言うが、
全くその通りに行動した。
経験者がいたので、計画はすぐに建てられた。
何時のバスに乗って、五合目まで行って
五合目で昼ご飯を食べて、そこでゆっくり時間を潰して
ゆっくり登りだそう。と
全てはうまくいきそうに思えた。
ただ、その日、前々から計画されていたその日、
雨が降っていた。
それでも僕たちは登らないって選択なんかできるはずもなく、
早朝に渋谷に集合し、富士山に行くバスに乗った。
五合目までバスで行った頃には、雨と一緒に霧が全てを覆っていて
何も見えなかった。
僕は口には出さなかったけど、
初めての富士登山が1メートル先が何も見えないような霧の中と言うのは
不安でしょうがなかった。
そして計画どおりに五合目で昼ごはんを食べて、
前々から建てた計画通りにゆっくりして、
少しでも霧が晴れることを祈った。
だけど、霧は晴れることがなく、
ついた頃よりも大粒の雨も混じりだした
そんな最悪なシチュエーションの中で僕たちの富士登山が始まった。